感染症の病気

ギンナン皮膚炎

「ギンナン皮膚炎」は、ギンナンの実に触れる事でおこる皮膚炎で、正式には「ギンナン接触性皮膚炎」と呼ばれます。銀杏の実であるギンナンが実るこの時期に時々みられます。

ギンナン皮膚炎とは?

ギンナン接触性皮膚炎はギンナン成分による”かぶれ”です。ギンナンの外皮の内側のヌルっとした部分のビロボールという物質に何度か触れることにより感作が成立(アレルギー物質に反応するように免疫細胞が覚えてしまうこと)してしまったため、ギンナン拾いや銀杏の皮をむいて調理した後に強い痒みを伴う”かぶれ”がおこることです。

​こんな方は要注意!

  • 何度かギンナン拾い、皮をむいた事がある人

  • ウルシに”かぶれる”人

  • マンゴーを食べた時口の周りが”かぶれる”人

この病気とマンゴーやウルシとの関係は?

ギンナンの種皮、銀杏の葉に含まれるビロボールやギンゴール酸、マンゴーに含まれるマンゴールなどのレゾルシノール誘導体と呼ばれるものとウルシに含まれるウルシオールの交差反応性(共通してアレルギー反応を起こす)によるものです。

​このように治療していきます

炎症を抑えるステロイド剤の外用、痒みやアレルギー反応に対して抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤の内服、症状が強い場合はステロイド剤の短期間内服も併用します。

また接触源を絶つという事が重要ですので。

①ギンナン拾い・皮むきでかぶれた人は、ウルシには触らないように。マンゴーは食べないように

②ウルシオール陽性・ウルシかぶれの既往がある方はギンナンを拾い・皮むきをしない。マンゴーは食べない

③マンゴー皮膚炎を生じた人はギンナン拾い・皮むきをしない、ウルシに触らない。

というような指導しています。