感染症の病気

大人のはしか

はしかは、麻疹(ましん)ウイルスによる感染症です。数年間隔で流行し、春に多いとされています。約二週間の潜伏期の後、発熱、咳、鼻水、目の充血といった感冒様の症状が数日みられ、一旦解熱した際に口の中に白い斑点がみられます。その後再び発熱し感冒様の症状と共に赤黒い斑状の皮疹が顔から出現し全身に拡がります。3〜4日で急激に解熱後皮疹はカサつきと色素沈着を残して治ります。まれに肺炎、脳炎中耳炎いった重い合併症を発症することもあります。治療は対症療法が中心となります。現代はMRという麻疹・風疹混合ワクチン複合型の予防接種が導入されています。

大人のはしかとは?

我が国のはしか予防接種は、1970年代は麻疹の予防接種は任意でした。しかしまだ世の中には感染者が多い時代で、知らないうちに感染して症状が出ずに治ってしまい自然に麻疹ウイルスに対する抗体を獲得できる時代でした。その後1980〜2000年代になると予防接種が一回の定期接種となりました。これにより麻疹にかかる人は減っていきます。2005年以降は定期接種が2回となりました。大人がかかるはしかというのは、2000年代までに予防接種が一回だった人たちが中心です。つまり予防接種が一回、もしくは未接種の人にははしかウイルスに対する抗体が定着しておらず、はしかにかかる確率が高いとされています。

​こんな方は要注意!

・乳児

・小児

・妊婦 ・大人

一般的な症状は?

麻疹(ましん)ウイルスに感染することが原因です。インフルエンザウイルスの100分の1ほどの大きさで飛沫感染します。とても感染力が強く、一人ウイルスに感染した患者がいる場所に予防接種を行なっていない人が行くと高い確率で感染すると言われています。

​このように治療していきます

麻疹ウイルスに対する抗ウイルス薬はないため、対症療法となります。まれにみられる合併症を早期に対処できるよう早めにかかりつけ医に相談してください。

 

・予防接種

MRという麻疹・風疹混合ワクチンを接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。ワクチン接種後の反応として極まれに軽いはしか様の症状などがみられる事があります。