感染症の病気

みずいぼ

「水いぼ」は、子どもによく見られるウイルス性の皮膚感染症で、専門用語では伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と呼ばれます。 皮膚に小さな丸いいぼができる以外にかゆみや痛みなど症状を伴うことがありません。なかには自然治癒するものもありますが、全身に拡がって数が増えたり、ほかの子どもにうつしてしまう場合もあります。早めにかかりつけ医に相談するようにしましょう。

みずいぼとは?

みずいぼとは子どもによく見られるウイルス性感染症です。表面がツルッとしていて光沢のある直径1mmから5mmくらいの小さな皮膚の盛り上がり(丘疹(きゅうしん))中央部が少し陥凹しているのが特徴です。数カ月以上かけて徐々に増えていきますが、なかには自然治癒するものもあります。治癒するまで半年以上、時には数年かかることもあります。 ただ乾燥性湿疹やアトピー性皮膚炎虫刺されなど痒みがある疾患がある場合、掻きむしる事により水疱が潰れて中のウイルスが周りの皮膚などに伝染したりしながら全身に拡がる場合もあります。

​こんな方は要注意!

・肌が乾燥傾向な小児

この病気の原因は? 

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)ウイルスが皮膚に感染してできます。 よくプールで伝染するかと言われますがプールの水でうつることはありません。 伝染するとすれば、子供同士が肌を直接露出した状態でイボと肌が擦れることです。プールに限らず気をつけてあげましょう。

​このように治療していきます

以前はピンセットでひとつひとつ取ってましたが、当院ではヨクイニンというハトムギ成分の漢方薬(苦くなくハトムギ茶のような味)内服でウイルスに対する免疫をつけてもらう治療をしています。乾燥肌やアトピー性皮膚炎がある場合、拡がって数が増えていく場合があるため皮膚炎の治療とともにみずいぼの早めの治療を勧めています。ヨクイニンはハトムギの味がするため、お茶に溶かしてもいいですが、砂糖と混ぜて食べてもらうと美味しく内服出来ます(お菓子のあまりない昔々、私の祖母はハトムギと砂糖を水で固めて団子を作っておやつにしていたそうです) ヨクイニン内服以外にも治療方はありますので子どもにとってどれがベストな方法なのか相談してください。 みずいぼの予防法としては、保湿剤によるスキンケアと、湿疹など痒みある皮膚疾患の治療をきちんと行うことです。また、スイミングスクールなどへ通う子供は、プールの塩素によって皮膚表面が脱脂され感染しやすくなるため、プール後の保湿も大切です。また、兄弟や身近な友達が感染した場合、可能ならタオルや入浴も別々にし直接水イボと肌を接触させないように注意しましょう。